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この写真は七月工房の玄関のアプローチです。古い民家を改築して事務所にしています。東京の代々木駅から程近い場所ですがこんな静かな別世界があります。
by sitigatu_atelier
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2014.梅雨明け
例年になく遅い梅雨明けで、おまけに「大気の状態が不安定」による突然の雷雨に見舞われたりしてちょっと様子が変ですが、とにかく日本全国今年も酷暑の季節がやってきましたね。
我が事務所は地面から1メートルほど下がった半地下なので酷暑の昼間でもエアコンなしで過ごせるほどです。ただし断熱材なしのコンクリート打放しなので、冬場の寒さはかなりのものですが。
このところいくつかの計画と実施設計が同時進行して、打ち合わせや締め切りに追われる毎日です。
そのなかのひとつ、八王子の大学セミナーハウスに建つ食堂棟の実施設計が現在進行中です。来年創立50周年を迎えるセミナーハウスの記念事業として企画され、プロポーザルコンペを経て、私達3名の建築家と建設会社の合同チームが選ばれました。
大学セミナーハウスは建築家吉阪隆正+U研究室の代表作です。セミナー室や宿泊ユニットが集落のように配置され、学生時代に初めて見た時、その理念と姿かたちに強い衝撃をうけたことがついこの間のことのようです。
今回その建築群の中に建つ食堂棟を設計することになり、理念を受け継ぎながら、私達3名と施工者をはじめ多くの人達のチームワークで更にこれからの50年を見据えた「新しいいのち」を誕生させたいと思っています。
そんな訳で今年は「緊張の夏」の日々が続いています。             2014.7.30                d0097607_1223132.jpgd0097607_12214916.jpgd0097607_12201639.jpgd0097607_12151659.jpgd0097607_121252100.jpg
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2014-07-30 12:32
2014 初夏
東京では梅雨入り前だというのに30°をこえる真夏日が続いて、今年もいよいよ激しい季節がやってきたなという感じです。
先日横浜の「馬車道駅」からほど近い運河沿いにBANKART1929 というアートスペースに行ってきました。古い海運倉庫をビルごと改装したシンプルで力強い空間に、現代アート、演劇、建築などのスタジオやギャラリー、ワークショップのためのホール、ショップやカフェなどがゆったりと配置されています。
僕の好きなスポットでたまに訪れるのですが、先日すぐ近くで打合せがあったので久しぶりに寄ってみました。
広いテラスに立つと運河からの風が心地よく、向こうに赤れんが倉庫、更にその先にベイブリッジが、そしてすぐ左手にはみなとみらいの高層ビル群が建ち並びなかなかの眺めです。
ここは横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造実験プログラムの一環として2005年にオープンした新しいかたちのアートスペースです。
横浜のこのあたりは歴史的建造物が建ち並び貴重な都市景観をつくっていますが、何よりもそれぞれの建物が現在も活用されていて、このBANKART1929のように若い人がそこでいきいきと活動している姿にこれからの都市や建築の可能性を感じています。
高い天井、建設当時の荒々しいコンクリートの肌、むき出しの設備配管などのたたずまいと現代アートや実験的な演劇が刺激しあい、生かし合っているという感じです。
蒸し暑い初夏の一日に爽やかなひとときを持つ事が出来ました。
                                    

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2014.6.4
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2014-06-04 22:32
2014.穀雨
4月の後半の頃を穀雨とよびますが、毎年この季節になると「ねこじゃらし公園」のバースディーがあります。
今年は誕生して20年の記念すべき集いで、先行き不安の曇り空にもかかわらず、実にたくさんの人達が集まり、例年にもまして盛り上がりました。
毎年お会いする「グループねこじゃらし」の面々、久しぶりにお会いした地域の方達、区役所の方達など皆さん変わらずにお元気で、20年もの歳月が流れたことが信じられません。ワークショップや打合せで、資材置場だったこの敷地や近くの中学校、区役所に毎週のように通ったことがつい昨日のことのようです。
毎年のバースディーでは「グループねこじゃらし」の企画による楽しい催し物でにぎわうのですが、今年は僕もスタッフとして「葉っぱでスタンプ」のコーナーを担当しました。
子供達は絵の具まみれになって次々と素晴らしいスタンプ絵を完成させてゆきます。付き添う親たちも結構真剣になっているところがなんとも微笑ましく、そんな光景が色々なコーナーで見られました。
普段は大きな緑にいだかれたのんびりとした原っぱなのですが、この日ばかりは子供達が走り回り、歓声につつまれて大にぎわいの公園になるのでした。
天真爛漫な子供達がこの公園のように元気に美しく成長して行ってほしいと願いながら、打ち上げのビールを美味しく飲みました。                    2014.4.30
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2014-04-30 17:10
2014春
寒い冬をひきずったまま春になり、3度目の3・11を迎え、そして今年も桜の
開花の知らせが南から届く季節になりました。
このブログもすっかりご無沙汰して、冬を通り過ごして春爛漫の季節を迎えようとしています。
毎日追われるように過ごしていますが、被災した東北の沿岸部の集落は今、なにもない空き地に大型工事車両が行き交い、内陸に少し入った高台で大規模な土木工事が進められ、そこに新しいまちが生まれようとしています。
生態系やコミュニティーといった本来時間をかけてゆっくり守り育ててゆくべき領域と、一刻も早い「復興」とのはざまで未だ道筋を見つけられないまま、ハードな道路整備や敷地造成が進んでいるというのが現状です。
さて、「国立近現代建築資料館」が昨年5月に東京湯島に開館しました。
近現代建築を担った建築家の図面やスケッチが劣化し、散逸したり海外に流失したりもしているのですが、そのことに危機を覚えた文化庁が図面の収蔵とデーターベース化を目的にした建築アーカイブを発足させました。
そこに僕が大学卒業後12年間建築修行した吉阪隆正とU研究室の図面を納めることになり、昨年の秋からその作業にかかわっています。
8000枚にのぼる図面を一枚一枚確認しホコリをはらいデジタル化する、という根気のいる作業が今も続いています。そこで久しぶりに再会したり、また初めてみる図面もかなりあるのですが、その手書き図面はどれもいきいきとして実にダイナミックです。「建築とはこんなに楽しいのだ!」と語りかけてきます。
小さな建築からまちづくりまで、困難な状況の中でも「楽しさ」を共有出来る空間をめざすことが一番であることを改めて教えています。
3・11以降、建築の可能性に疑問を感じたり、自信を失いかけていた僕に、力と勇気を与えてくれています。                             2014・3・24
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2014-03-24 22:10
2013 師走
秋から冬へとあっという間に季節は過ぎて、すでに師走。
毎日の仕事や雑事に追われてこのブログもだいぶご無沙汰してしまいました。
11月には、雪が来る直前の津軽に行ってきました。青森駅から見る津軽海峡は、これから来る長く厳しい季節を予感させるように引き締って、「覚悟の風景」を見せていました。
また先日は南三陸町に行ってきました。沿岸部や少し入った内陸部のいたるところで、工事用のダンプがひっきりなしに行き交い、大規模な土木造成工事が進んでいます。一方、津波被害をまぬがれた集落には、美しい民家が数多く見られ、地形に沿うように建つその静かな「たたずまい」に心が和みました。
その集落の中には多くの応急仮設住宅が建っていて、未だに多くの人が暮らしていています。3度目の厳しい冬を迎えた訳ですが、最近では自力で家を建てたり、他の町に移住したりでこの仮設住宅から引っ越す人も多く、空き部屋も増えてきています。
すまいや生活の再建にむけて、地域の様相も少しずつ変わってきています。
復興計画に携わって足掛け3年になりますが、美しい集落景観を受け継ぎ、将来に繋いでゆく息の長い計画づくりにこれからも取り組んでゆきたいと思っています。
来年もまた、折りにふれ感じたこと、仕事の報告などをここに書いてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
このブログを訪れた全ての皆様にとって、来年もよい年でありますように。
                              2013・12・22
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-12-22 20:20
2013 初秋
酷暑の夏がやっと終わりヤレヤレと思う間もなく、今度は竜巻や豪雨を伴う台風の列島縦断など、本当に自然は私達に「これでもか」という感じで猛威をしかけてきて、その度に自然の絶大な力と私達の無力さを思い知らされます。
9月はじめに上高地から穂高涸沢に行ってきました。あいにくの天候でしたが、雨まじりの雲間から見る雄大なアルプスの景色は圧巻でした。
目的は涸沢ヒュッテに行くことでした。そのヒュッテは僕が建築修行した恩師の設計で、今は亡き恩師を偲ぶ山旅を以前から企画していたのですが、今回やっと実現したわけです。40年も前に、卒業したての僕を恩師は連れてきてくれたのですが、当時とは比べられないくらい規模も大きく、設備も充実していました。ヒュッテのご主人は実に楽しい方で、冬期は10メートルもの雪に覆われ、雪崩がヒュッテの上を通るという壮絶な環境からヒュッテを守る日常的な「闘い」の話しは実に興味深いものでした。
「涸沢カール」の大雪渓の足下に建つヒュッテは山肌を掘り下げ、岩で囲って半ば埋もれるように建てられています。屋根上のテラスや太陽光発電パネルなどの突出物は雪が来る11月初めには全て解体して建物内に収納し、従業員も皆下山して閉鎖するなど、自然の絶大な力を熟知して存在しつづける人間の知恵に触れた思いでした。翌日下山してから今は引退されているヒュッテの先代のご主人にも松本近くで久しぶりにお会いして、ヒュッテ誕生時のお話などを聞くことが出来、なつかしく楽しい時間を過ごしました。
上高地から涸沢まで片道7時間の雨中の山旅はかなりハードでしたが、心地よい疲れとともに自然と人間のかかわりを改めて考えさせられた2日間でした。     2013・9・20
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-09-20 21:49
2013・晩夏
酷暑の毎日、そしてゲリラ豪雨。桜島の噴火も加わって、「天変地異」という言葉を思い起こさせるほど、今年は「激しい夏」ですね。
先日、真夏の南三陸町に行ってきました。昼間は強烈な太陽が照りつけて暑いのですが、朝夕や木陰はとても爽やかで、夜になると虫の声も聞こえてきて、ほんの少し秋の気配を感じました。
沿岸部はがれきもほぼ片付けられ、何もない風景が続いています。その沿岸から少し内陸に入ったところに、すっかり有名になった「さんさん商店街」があります。かつてまちなかで営んでいた店が集まる仮設店舗集合体で、そこで食べる海鮮丼や「キラキラ丼」は大人気、味もなかなかです。
中庭広場では青年会主催の盆踊りがにぎやかに催されていました。
川沿いに内陸に上ってゆくと、斜面地で狭い農地に米や野菜、畜産、そして果樹などが効率的に営農されていて、豊かな里山の風景が広がっています。
そして中学校の校庭には大樹に抱かれるように応急仮設住宅が建っています。震災直後はこの里山地域が一丸となって救援活動にあたりました。
生活や生態系が海から山へ密接につながる連続する環境体なのですね。
隣接した古い木造校舎は、皆で改装、補強して「工房」に生まれ変わっていました。間伐材を利用した小さな工芸品やキャラクターグッズ、煎餅などを手作業で制作販売しています。「さんさん商店街」や東京にもショップがあって、売れ行きは好調だそうです。
盆踊りを取り仕切る青年会や、工房をつくり運営する若者達はみなはつらつとしてとても元気でした。彼らと接していると少しずつ、確実に復興にむけて歩き出していると実感します。震災から2年半、都会から故郷に帰ってきた若者達にたくさん会う事が出来ます。彼らの柔らかい発想で復興への芽をしっかりと育てていって欲しいと心から思っています。     2013・8・26
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-08-26 21:34
2013・盛夏
暑中お見舞い申し上げます。
夏も盛りですが東京では梅雨明け当時の酷暑が少しおさまって、そのかわり時々大雨に見舞われたりして、今年の夏は全国的に天候が不安定ですね。
新事務所に移転して初めての夏ですが、半地下で打放しの室内は酷暑の日中以外はエアコンなしで十分過ごす事が出来ます。小さな扇風機で空気を動かすだけで快適な環境が得られています。
さて、「国立近現代建築資料館」をご存知ですか?日本の近現代の優れた建築作品の図面やスケッチ、模型などを収蔵、展示するために文化庁がつくった新しい施設です。場所は東京湯島にある旧岩崎邸庭園の並びにあり、庭園と同時閲覧できます。そこに私が卒業後12年間建築修行した吉阪隆正+U研究室の作品群の資料を収蔵する話しが具体化してきました。
トレーシングペーパーに鉛筆書きの原図は年々痛みが進んで、その保存方法や場所に頭を悩ませていたところでした。一方著名な建築家による建物の原図や資料が散逸したり海外に流失しているという事実もあり、それらを考えるとこの建築資料館の役割はとても大きいと思われます。
先日、文化庁の担当の方との打合せに僕も参加してきましたが、まずは収蔵する図面や資料の種類や総量の洗い出しを行う必要があり、その作業のお手伝いをすることになりました。
下の写真は八王子のセミナーハウスですが,その他ベニスビエンナーレ日本館、アテネフランセ、日仏会館、その他学校や山小屋、住宅群など、どれくらいの総量になるのか今見当もつきませんが、とにかく少しずつでも作業を始めてゆくことになりました。すぐれた建物とその図面や資料は文化的な財産であり、それらを保全し、繋いでゆくことも私達建築家にとって、とても大切な使命であると思っています。                       2013・7・31                      
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-07-31 19:52
13年梅雨。
毎日はっきりしない天候が続いていますが、奄美では梅雨があけたとか。
いよいよ今年もまた灼熱の真夏がすぐそこまでやってきましたね。
事務所から歩いて10分程にある再開発予定地の中をたまに通るのですが、その度に空家が増え、道の両側には「雪の回廊」のように白い仮囲いが張り巡らされ、取り壊し工事もそこかしこで進んで、大規模な再開発事業がこれから本格的に始まるという雰囲気が強く伝わってきます。
そんな着工直前のこのまちに今も営業を続ける小さな団子屋さんがあります。何度もTVに紹介された有名な店で、一串100円の醤油付けの焼き団子は素朴でなかなかのものです。店の前を通る度に、焼きたて団子とサービスのお茶を頂きながら店に座っておばちゃんと話しをするのですが、かつてはここも活気ある商店街で、この店も随分にぎわったそうです。地域の人達の「茶の間」のような感じだったのでしょうか。しかしこの店の営業もあとわずかです。
このあたりは新宿から西へのびる再開発計画地区の端部にあたり、すでにそこまでせまっている超高層ビルとつながって住宅とオフィスが集積する巨大なまちが3年後には完成します。路地や住宅、小さな個人の店など、身近なスケールのまちを解体してつくる新しいまちが、既成の価値観をこえてこれからのまちづくりの可能性を示すものであってほしいと願うばかりです。13.07.01
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-07-01 22:05
13年5月 大学セミナーハウス
昨日、関東地方も梅雨入りして、これからしばらくはっきりしない毎日が続くわけですが、植物たちはみずみずしく輝いて気持ちよさそうですね。
梅雨入り直前の先日の土曜日曜の2日間、八王子の大学セミナーハウスで開かれたシンポジウムに参加してきました。僕が大学を卒業してすぐにお世話になり、独立するまでの12年間建築修行した2人の師、吉阪隆正と大竹十一の世界を語り、次の世代に繋ぐ想いで集まりを企画し、僕も発起人の一人として名を連ねました。
一日目は8年前に亡くなった大竹さんを偲んで近しい人達が集まり、語り合い、まるで同窓会のように時の経つのも忘れて話しが弾みました。
2日目は朝から「宇宙と原寸—吉阪隆正と大竹十一」と題した公開のシンポジウムが開かれ、スライドやビデオを交えて5人のパネラーの方々に思いを語っていただきました。図面やスケッチなども展示して、建築のもつ奥深い魅力を再認識しました。若い人も多数参加したので、彼らに建築への熱い気持ちが受け継がれていってほしいと願ってやみません。
ところで会場となった大学セミナーハウスは吉阪と大竹を中心としたチーム(吉阪研究室・U研究室)が設計し、長い時間をかけてつくり続けた夢のような作品です。天候にも恵まれ、輝くような緑あふれる多摩の丘陵地に、ウチとソトとヒトが一体となった本当に気持ち良い空間の只中で、吉阪・大竹の建築への熱い思いに触れて、叱咤と勇気をもらった2日間でした。  20130530
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-05-30 15:19
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