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この写真は七月工房の玄関のアプローチです。古い民家を改築して事務所にしています。東京の代々木駅から程近い場所ですがこんな静かな別世界があります。
by sitigatu_atelier
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2013 ねこじゃらし公園19歳。
先日の日曜日、世田谷の「ねこじゃらし公園」のバースデイパーティーに行ってきました。
毎年、連休前のこの時期に催されるのですが、今年でなんと19回目。つまり完成してから19年の歳月が流れたわけで、「みんな40台だったよね、でも変わってないね。」と久しぶりに会う地域の人達と声を掛け合い、完成当時のあれこれをなつかしく思いおこしました。皆さん子育てはとっくに終わり、親の介護もそろそろ終わる世代なのですが、その間ずっと、彼女たちがこの公園を育ててきたのでした。
「グループねこじゃらし」というゆるやかな組織をつくり、清掃や草木の管理を定期的におこない、「ねこじゃら紙」という機関誌を毎月発行し、このバースデイのようなイベントを企画しています。この持続のエネルギーは、「つくってもらったのではなく、自分たちでつくり、育てる公園」という意志と覚悟が源泉なのでしょう。設計期間を含めるともう20数年前に地域の人たち、行政、そして我々設計者が知恵を出し合い、ワークショップを重ねて誕生し、19年にわたって育ててきた「ねこじゃらし公園」。
豊かに育った緑の中、原っぱや水路で遊ぶ子供達、見守る若い親達。そんな光景の只中にいると、空間のもつ「底力」のようなものを感じます。
そしてこの子達や彼らの親達がこの公園を担う次の世代となって、これからも元気に育っていってほしい、と「生みの親」としての設計者は願ってやみません。 d0097607_1750236.jpgd0097607_17493674.jpgd0097607_17481927.jpgd0097607_17411864.jpgd0097607_17404579.jpgd0097607_17405140.jpg2013.04.18
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-04-18 17:59
2013桜満開
東京ではまちのいたるところで桜が満開ですが、「花冷え」のような日が続いていて、それだけ花を楽しむ期間が今年は長いように思われます。
もっとも来週あたりにはあっという間に葉桜になってしまうのでしょう。
3年前に完成した「介護の家」は、隣家の桜が窓際の手の届くようなところにあって、この時期は絶好の「花見の家」になるので、先日久しぶりに訪ねてみました。
満開の桜がすまいに寄り添うたたずまいは、毎日の介護で消耗するご夫婦の心身を癒し、元気づけているように感じられました。
さて、事務所の引っ越しからはやひと月がたち、段ボール箱もほぼなくなり、もろもろの使い勝手にもやっと慣れてきて、近所の神田川に花見散歩を楽しんだりしています。
満開の桜を見ると、何故か新しい環境がスタートしたという実感がわいてきて、はるか昔の学生時代のような、ちょっと新鮮な気分を今再び味わっています。2013.3.29
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-03-29 13:56
2013春 事務所移転。
春何番かが吹き荒れて、九州では桜が満開との知らせも届いていよいよ本格的な春がもうすぐそこまでやって来ました。
さて、七月工房は下記の場所に移転しました。1月から2月いっぱい、その引っ越し作業に追われ、途中で東北出張もあったりして、三月も半ばに入り、やっと新事務所での仕事環境が整った次第です。
代々木の旧事務所は木造2階のツタの絡まる一軒家で、とても気に入っていたのですが、なにせ老朽化が激しく、構造や設備がそろそろ限界かなという感じで、去年の暮れに移転を決意し、年が明けてから事務所探しを始めました。
やっと「これだ!」という建物に出会い2月半ばに契約、20日に引っ越しを終えましたが膨大な不要品やゴミの処理に2月いっぱいかかってしまいました。
新事務所は東京メトロ丸ノ内線・大江戸線「中野坂上駅」より徒歩5分程の静かな住宅地にあります。鉄筋コンクリート壁構造地上3階地下1階建て、打放しコンクリート仕上げの小さな集合住宅の半地下部が新しい拠点です。
落ち着いて仕事をするにはいい環境で、坪庭状のドライエリアからの光や風も心地よく、気分も新たに建築の設計やまちづくりを中心に、環境に関わる様々な分野にも挑戦してゆきたいと改めて思っています。

七月工房 新住所 
〒164-0012 東京都中野区本町2-36-10 オーズ・プラスナイン101
TEL 03-5309-2374
FAX 03-5309-2375
E-mail sitigatu@gaea.ocn.ne.jp
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-03-16 14:24
2013 睦月・厳冬
年が明けてはやひと月。日々仕事や雑務に追われてすっかりご無沙汰してしまいましたが、本年もこのブログともども、どうぞよろしくお願いいたします。
今年になってすぐに10年程前に設計した「古河の医院・すまい」を訪れ、先日は青森、仙台、登米と真冬の東北に行ってきました。
「古河」は昨秋末に外装をリニューアルし、新築時のような輝きと10年を経た「深さ」が加味されて、建物は「使う事」「手入れする事」が本当に大切なのだと改めて認識した次第です。
「青森」は昨夏の竣工から初めての冬を迎えているわけで、雪の事、設備配管の事、蓄熱暖房の様子などを確認してきました。この「青森のすまい」は実は月の内10日ほどしか住まない住宅です。ですから留守の間に室内が冷えきって、心配していた通り3階のシンク水栓が凍結でやられていて、調べるとポンプアップ用の配管内の水抜きが徹底できなかったのが原因でした。そのため厨房部に設置した蓄熱暖房機を常時ONにして様子を見ることにしたのですが、電気のムダ使いという感もあっていまひとつ釈然としていません。
無落雪とした屋根や庇にはたっぷりと雪がのっていて屋根からの落雪はないものの、日当りの悪い建物際には大量の雪がふきだまり、更に歩道を除雪した雪が塀に沿って寄せられていて、アプローチ部の雪かきが日常的に必要な状況でした。一方、3階の広間・サンルームからは八甲田山の全容が本当に美しく眺められ、昼間の室温は25〜28度を保っていて、快適な室内環境が得られていました。いわば「別荘」のように使う積雪地の住宅ですから、留守の間の配管の凍結対策やアプローチ部の日常的な除雪などが課題である事が分かりました。
青森から引続き宮城へ戻り、災害公営住宅の打合せをして来たのですが、特にこの時期に現地を訪れると、狭く寒い応急仮設住宅に住む多くの人達に一刻も早く、1戸でも多く、あたたかな公営住宅をつくる事が早急の課題であると強く思います。ですから今年は「今まで重ねて来た計画案をいよいよ実施に移す年、かたちにする年」にしてゆきたいと思っています。
今年もまた仕事の事、折々に感じた事などを不定期に(今年はもう少しまめに)書きとめますので、どうぞよろしくお訪ね下さい。
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2013-01-29 22:44
2012 晩秋
この季節、雲ひとつない秋晴れの日は本当に気持ちがよく、天からエネルギーを燦々と注がれているように実感します。
そんな秋晴れの一日、伊豆松崎で開催された「石部棚田音楽博覧会」に参加してきました。刈り入れ後の棚田にステージをつくり、棚田の段々が天然の観客席です。
役場職員のたて笛演奏に始まり、地元出身者やデビューをめざす若者達が日頃の成果を次々披露。100人程集まった地域の人達と棚田オーナーが一体となって楽しく盛り上がり、あっという間の2時間半でした。
友人のNPOが棚田保存の活動を支援していて、この音楽祭もその一環として協力しており、その縁で僕も参加させてもらった訳です。
飛び入りで一曲歌うハメにもなったのですが、光かがやく大自然の中、最後は「ふるさと」を全員で大合唱して、この美しい風景が次の世代またその次へと続いてゆくことを皆で願いました。
その2日前は復興住宅の打合せで宮城県の南三陸町にいました。ついこの間おとずれた計画地を再訪したのですが、応急仮設住宅の上に期せずして大きな虹がかかって、その美しさに感激しました。被災した人々の心にもいつかこんな美しい虹がかかることを願わずにはいられませんでした。
高い青空とまばゆい光、そして雨上がりの虹。伊豆と東北で出会ったこのドラマティックな自然の贈り物に力と勇気を得たように思いました。2012.11.22
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-11-22 21:48
2012年秋本番。
早いものでもう11月。秋本番ですね。先週訪れた三陸の里山も紅葉が始まっていて、空気も色も冬にむかって一直線という感じでした。
災害復興住宅の計画地を現調していると、いわゆる「応急仮設住宅」群が計画地内に建っている例が多いのですが、いつもシーンと静まり返って人の気配が感じられず、そのたたずまいがとても気になっています。
そこに住む多くの人が(特に高齢者)仕事を失い、狭い仮設部屋で掃除などの家事も限られ、閉じこもって何もせず、外部との接触が極端に少ない毎日を続けています。薄い壁では暑さ寒さを十分にしのげるはずもなく、隣近所に配慮してなるべく物音を立てないように気を使うといった不自然で不自由な生活が1年半にも及んでいる訳です。運動不足やストレスから来る健康悪化がとても気になります。
物理的にプレハブ住戸を等間隔に配置し、そこに何十世帯、場所によっては百を超える世帯が住む応急仮設住宅に、本来の生活やコミュニティーが成立することは難しく、そして二度目の長く厳しい季節を迎えます。
あたたかく、物音を気にする事もなく、子供たちが元気に走り回り、外に開かれて「見守り感」のあるすまいとコミュニティーをせめて三度目の冬を迎える前までにつくらなくてはと強く思いながら、東北通いを続けています。2012.11.02
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-11-02 23:15
12年初秋
肌寒いような日が訪れたかと思うと汗ばむような日差しが顔を出したりして、丁度今は季節の過渡期なのですね。先週行った仙台、松島は半袖でも暑いくらい強い太陽が照りつけていました。それでも敷地検討のために訪れた内陸部の丘陵地にはススキが一面に生い茂って、秋の風景に出会いました。
災害公営住宅の調査基本計画づくりに関わって10ヶ月程がたち、相変わらず月に2度ほどのペースで東北通いが続いています。
候補地の選定から規模や戸数、配置案の検討などのプロセスにはどうしても時間が必要なのですが、応急仮設住宅などに仮住まいを余儀なくされている人達のことを思うと気持ちはあせります。住宅性能を確保し、コミュニティー形成に配慮したすまいづくりをめざして踏ん張りどころの毎日がしばらく続きます。
ところで事務所玄関先のモミジですが、工事期間中にもしぶとく耐えて、わずかに残した土に根を半分ほど埋めて、無事に生き残る事が出来ました。
「よくがんばったゾ!」と声をかける毎日です。                  
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12.10.11
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-10-11 16:06
2012 晩夏
「今年の夏は暑い!」と毎年感じてしまうのですが、歳のせいか、確かに今年は身体にこたえる酷暑の毎日です。
そんな中、先日宮城県浦戸諸島の野々島と桂島に行ってきました。
塩竈駅近くのマリンゲートから、小島をぬうようにして汽船で行くのですが、松島湾は鏡のように静かで美しく、あの大震災がうそのようです。
しかし船が島に近づくにつれ、緑の島影を背に赤いクレーンのアームが何本も目に入ります。規則正しく左右に首を振るアームの下には白い袋が整然と並んでいます。
被災した沿岸部の地域では今、木屑などの可燃物と不燃物を仕分けし、袋詰めするこのような光景がいたるところで見られます。袋詰めされた大量の「がれき袋」が山積みされて処分場に搬出されるのを待っています。
しかし、宮城県では県内処理だけでは到底処理しきれずに100万トンものがれきを県外処理しなくてはならないのですが、その見通しが立っていません。
「がんばろう日本」のかけ声だけでなく、国全体が復興にむけて役割をになう息の長い工程表づくりが必要であると強く感じました。2012.8.27
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-08-27 18:38
梅雨明け。がんばれ、モミジ!
梅雨が明けて今年もいよいよ猛暑の季節到来ですね。
体調管理を心がけ、夏本番を乗り切りましょう。
先月から事務所の隣で建替え工事が始まりました。
現在、既存建物の取り壊しが終わり、基礎工事が進行中です。
それに伴って、事務所玄関正面のあじさいやモミジ群がばっさりと根こそぎ撤去されてしまいました。四季折々に豊かな表情をみせ、まちにうるおいを与えてくれた緑が重機で簡単に倒され、引き抜かれ、消滅してしまいました。
悲しく残念でなりません。しかし隣地の樹木ですからどうしようもない事とあきらめるよりない訳ですが、一本だけモミジがこちらの敷地内に生えているのです。その距離わずか5センチ内側。
この貴重な一本は是非守りたいと施工者と協議をし、何度も念をおしてとにかく伐採は免れたのでした。根はほとんど隣地側へ延びているためその部分は切断され、かつ露出しているといった痛々しい状態です。しかし葉は青々と枝をのばし、このうだるような暑さの中、何事もなかったように飄々とそこに立っています。
毎日事務所に来ると、まずこのモミジが元気であることを確認して安心し、夕方には水やりを欠かさず、「がんばれ、モミジ!」と声をかけます。
とにかく生き延びてもう一度しっかりと根付いてもらう事が、今までうるおいを与え続けてくれた樹木への恩返しであると思っています。
それにしてもわずかな緑地も伐採して宅地や駐車スペースを確保しようとするこのような「計画」がまちの景観を損ない、うるおいや情緒を奪ってしまうのだと身近な出来事を体験して改めて痛感しています。2012・07・18
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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-07-18 20:06
6月梅雨の最中。
先日、梅雨晴れの一日、伊豆松崎町の石部棚田に行ってきました。
なだらかな斜面地に美しく石積みされた棚田が連続し、眼下に駿河湾や富士山を望む
景観は感動的でした。
この石部棚田はなんと江戸時代につくられ、昭和40年代ころまで、盛んに稲作が
行われてきましたが次第に衰退し、平成11年にはほとんどが原野と化してしまった
そうです。そこで地域の有志が中心となり、10年の歳月をかけて棚田を見事に復活
させたのでした。現在、約370枚の棚田が復田され、約30坪を「自分の棚田」と
する「オーナー会員」によって稲作が行われ、更に趣旨に賛同する「トラスト会員」
が保持保全を支援しています。その維持、管理運営に地域の人たち、行政、企業や
大学、またNPOなどがあたっているのですが、このような棚田を未来へ伝える活動や
しくみが、まちづくりや農山漁村の景観保全にたくさんの示唆やヒントを与えてくれ
ているように思われました。                   6月19日

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Top▲ | # by sitigatu_atelier | 2012-06-19 21:40
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